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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第3章 バンドコンテスト


《黄瀬side》

音楽室からは離れたくなかったが、部活に行かないと赤司っちに殺されそうなので急いで体育館に向かった。

部活中も…

「黄瀬、顔がにやけててキモいのだよ」

「キモいとか言うの止めて欲しいんスけど!」

緑間っちに指摘されて顔を引き締めるが、さっきの出来事があってか顔がすぐに緩んでしまう。

「何かあったんですか?」

気になったのか黒子っちが聞いてきた。

「さっき…椿っちから抱き締めてくれたんスよーしかも上目遣いでお願いされたんス!」

「さらっとのろけ言うの止めて下さい」

「何かの間違いじゃないのか?」

緑間っちが皮肉げに俺を見てくる。

「間違いじゃないっスよ!」

「氷童さんが自分からするなんて珍しい事もあるんですね?」

「だよなー」

黒子っちも青峰っちも何かの間違いだろ?とでも言いたげに俺を見てくる。なんスかー皆して

「事実なんスから!」

「おいっ!しっかり、部活しろ!」

「はいっス」

赤司っちの喝が飛び、部活に集中した。早く椿っちに会いたいっスよ
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