第2章 モテ気到来
そんな事を思いながら
その女の子と輝を見てみると
由女(お、頑張ってんじゃん!)
輝とその女の子は喋っていた。
由女『あのトラウマが無くなれば、完璧なのにね…』
私はフウッとため息を吐いた後、席に座った。すると
バサバサッ
由女『あっ…!』
私が座った拍子に机から筆箱が落ちて中身が散らばってしまった。
由女『あちゃ~…やっちったぁ…』
そう言いながら筆箱を拾うとした時、
十邪「ん、」
由女『え…?』
目の前には、夏季源君が居た。手には私のシャーペンを持っていた。
由女『あ、ありがと。』
そう言って夏季源君の手からシャーペンを取ろうとした時、
十邪「お前が俺の名前を下の名前で呼んだら返してやってもいいけど?」
由女『は…?』