• テキストサイズ

サッカー部の君が好きなんです

第9章 十邪の気持ち


ー由女sideー

由女『……よし! お弁当出来た!』

私はいつも通り、お弁当を作り、お母さんの朝食を作って自分も朝食を食べた後、家を出た。

靴を履いて小さく『いってきます』と言って玄関の扉を開けると、そこには以外にも輝の姿があった。
いつもならまだ寝てて、私がお越しにいくところなのに…

輝「……俺だってたまには早起きくらいするし…」

驚いて固まっていると、輝が少しムッとした表情を見せた。
その顔に、ドキッとする。
輝の事が好きだと気づいてから、やたらと輝が格好よく見える。

小さい頃からいつも一緒に居て、家族も瞭然だと思っていたのに…
もしかしたら、本当は心の何処かで『好き』って、気づいていたのかもしれない。

輝「お~い、由女さーん。」

輝に顔の前で手を降られ、ハッと我にかえる。

由女『ご、ごめんごめん! あ、朝練遅れちゃうから早く行こう…!』

輝「お、おぅ…」

私達は少し急ぎ足で学校に向かった。
/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp