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サッカー部の君が好きなんです

第8章 私の悩み



最近、私には悩みが2つある。1つ目は…


女子「ねぇ、あんた、輝くんのなんなの?」

由女『…幼馴染みです。』

女子「幼馴染み? あんなに仲良くて?」

由女『はい、そうですが。』

女子「そう…なら、良いけど。じゃ。」

これが週に何回かある。
今さっきの人は顔も名前も知らない。ただ、先輩ってだけは分かる。
先輩からも同級生からも同じ事を何度も聞かれる。
その度に私は『幼馴染み』と言っている。
だって本当の事だしね。
でも、それほど私達は周りから見たら仲が良いみたい。

でもね、嬉しい半面、『幼馴染み』って言ったらみんな安心したような顔をする。
私はその顔を見る度に少し胸の辺りがギユッとなる。
理由はよく分からない。
でも、何でだろう…良い気持ちではない。それだけは分かる。
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