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サッカー部の君が好きなんです

第7章 暖かい


ー輝sideー

輝「どうやって克服す…っ!」


俺は勢い良く顔を上げたため、由女との顔の距離が近い。
その瞬間、俺も由女も顔真っ赤になった。


由女『っ……と、とにかく、今日は電気消して寝よう…!』


由女は顔を逸らしながら言葉を続けた。


輝「え…でも、いきなり真っ暗な中寝るのは、気が引けるんじゃ…」

由女『…でも、これくらいしないと…克服出来ないと思う。』

輝「でもさ…」

由女『じゃあ、一緒に寝てよ!』

輝「は?! 一緒に寝る?!」

由女『…うん。そしたら、少しは増しだと思う。』


由女の突然の爆弾発言に、俺の心臓はバクバク。

そりゃ、好きな女と寝るってなったら、緊張しちまうよ!

ましてや幼馴染みで、相手は俺の気持ちに気づいていないわけで…

何か、自分で言っておいて悲しくなってきたかも…

たまに由女の行動はわざとなんじゃないかと思う時がある。

いつも『輝~!』って言って俺に抱きついたり、俺の肩に頭乗っけて無防備に寝たり、前なんか俺の前で平気で着替えてたし!←自分がノックせずに部屋に入ったから。

コイツにはいつも振り回される。
何て言うか、理性が持たねぇんだよ。
好きな女前にしては結構頑張ってる方だと思うぜ?俺。
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