第6章 誰の部屋でお泊まり?
凪「じゃー罰ゲームは…」
凪斗がわざとらしく顎を手に乗せながら考える振りをする。
(何よ、決まってんなら早く言ってよ!)
内心ドキドキしながらそう思っていると…
凪「よし、じゃあ由女には罰ゲームとして…俺の部屋で寝て」
輝「駄目だ」
凪「え?」
今まで黙っていた輝が凪斗の言葉でいきなり口を開いては「駄目だ」と言った。
凪「…何で?」
輝「今日、由女は俺の部屋で寝るんだ。由女にはもう許可も取ってる。」
少し不機嫌な凪斗に対して輝は当たり前のような口調でそう言った。
凪「…そうなの?」
由女『え?あ…う、うん…』
何故か機嫌の悪い凪斗に少し言葉が詰まる。
何がそんなに駄目なのかが良く分からない。
が、凪斗は機嫌が悪いままだ。