第1章 コスプレしようよ!
今絶対私とゲシュテーバーは怖い顔してる。
ヒリウスくんとミゲルが若干涙目だし、周りの人も何事かと見てくるし
注目されるのは苦手なのに…ハァ……
「君たちって、本当に見てて飽きないよね」
『ウツギくん!いつの間に!?』
私の背後から突然ウツギくんが現れた…!
心臓に悪いよう…
「何の話してるのー?」
「もうすぐでハロウィンですね、と話してたところなんです!」
ヒリウスくん…ウツギくんは知ってて聞いてきているんだよ?純粋なヒリウスくん、かわいいけど!
「お菓子!お菓子です!!ハロウィンといえばお菓子です!」
「ヒリウスはやっぱり子どもだな(←ミゲルが言うか)ハロウィンといえば仮装だろう?」
あ、本当だ!ハロウィンには仮装をしてお菓子を貰わないとね。
「でもさー、仮装って言ってももうすでにそれらしい格好してるよねー」
た、確かに…
ヒリウスくんにいたっては鎌なんか持ってるし…
あ、それなら!
『コスプレしようよ!』