第1章 波乱の幕開け
私の名前は、夏目リン
訳あって城に預かってもらう事になりました。
リン『うわぁ!大きいなぁ…』
とにかく中に入ろう…
雨降ってきたし
トントン
リン『あのぉ!誰かいますか~?』
ギィ…
ドアが開いた
予想以上に城の中は暗かった…
私は少しだけ薄気味悪いと思った。
ドォゴォーン
雷の音と雨のじとじととした香り
いるだけで、息がつまりそうだった
リン『あのぉ?いませんかぁ?』
ふと横を見るとソファーに、人が根っこ炉がっていた…
近寄ってみたら
寝ているようだ…
リン『あの?寝てます?』
?「……………」
返事はなかった…きっと寝ているのだと思っていた
その人の顔を見たら…何となく…肌が普通の人よりも白いと感じられた。
リン『あの?』
私は怖くなって、その人の胸に耳を押し当ててみた
そしたら…
リン『え?心臓が…動いて…』
私は一気に寒気がした。
何としてでも救急車を呼ぼうと決意した
リン『た、大変!救急車を呼ばなきゃ!』
携帯を取って
救急車を呼ぼうとした瞬間…
ガシッ
リン『え?』
?「おい…テメェ…ここで何してやがる…」
リン『な…んで…?』
?「あぁ?」
リン『何で…生きてるの?』
?「゛そんなこと゛どうでもいいだろ…」
え?そんなこと?
心臓が動いてないのに…
何で…動いてるの?
ドサッ
リン『え?何してるの?!』
?「あぁ?エネルギー補給準備…」
はい?何言っているの?
意味わかんない…エネルギー補給?
私を押し倒して?
ペロッ
リン『ひゃぁっ…!』
?「いい声で鳴くな?お前…」
鳴く?!
何がしたいの?!
首筋なんて舐めて!
?「シァ…」
うわぁああ!
何してるの?!
そんなに…口を近付けて!
?「やめなさい…アヤト…」
え?誰?
この眼鏡の人は…
?「いつも言っているでしょう…そうゆう事は、自分の部屋でやってください…」
アヤト「うるせぇな…わかったわかった…」
リン『た、助けてください!』
私はとっさに眼鏡の男の人に助けを求めた
しかし…
?「誰ですか?貴女は…」
睨んでくる…
恐い…
リン『あの…私は…パパにここで預かってもらうようにって…』
?「アヤト貴方は知っていますか…?」
アヤト「あ?知らねーよ…」