第14章 悩んでます。
相葉さんと手を繋いでるけど
あたしの頭の中は二宮さんのこと。
だって…あんな切ない顔…
もうしてほしくないもん。
だから、今日は一生懸命選ぶ
「ふぁ~…」
『ん~…』
「ふぁ~…」
『ん~…』
こんなことをずーっと繰り返してるのに
相葉さんは全く文句を言わない。
相葉さん無理してないかな?
今でも…仕事でも…
『相葉さん?』
「んー?」
『無理しないで…くださいね?』
そう言うと相葉さんは
ふふっと笑って口を開いた。
「#NANE1#ちゃんこそ…ね?」
ほら。こういうところ。
きっと自分を後にして相手に気を使う。
まぁ、そこが…好きなんだけどね。
「悩まないの?」
『…悩んでます。』
いろいろとね。
二宮さんのプレゼントも、
あなたの心配性なところも…