第9章 どうすればいいの?
『んぅ~…ふふふ~…』
「あれ?…ちゃん?」
二宮さんを待ってると
トイレに行きたくなってロビーを
歩いていた。
『ん~?だーれかな?』
あたしの前に立っているのは
視界がボヤけてて見えないけど…
相葉さん?
「どうしたの?
あ…ニノと飲んだのか…」
『はーい…飲んでたんですけどぉ…
ふふん…トイレに~…』
「ちょっと…大丈夫?」
と相葉さんがあたしに触れる。
それに何故かムッとした。
『怒ったり…抱きついたり…
心配したり…ヒックっ…』
そう言って相葉さんの胸を
叩いてる、あたし
あぁ…酔いが冷めてきて
相葉さんの困った顔が見える。
人気はなくて、
シンとしてるロビー
『もう…あなたって…
なんで人の心を乱すんですか…
ヒック……うぅ…
なんで…キスのこと謝るんですか…
あたしは…あたしだけ…
ドキドキしてたみたいで…』
「…ちゃん…」
『どっちか分からないんです。
これは恋なのか…過ちか…』
いつのまにか頬には
涙が伝っていた。