第9章 どうすればいいの?
『へへへ…ヒックっ!』
「もう…大丈夫ですか?
まさか一人で三本も飲むとは…」
視界がボヤけてて
二宮さんがよく見えないけど…
んー…まぁ、いっかー…
「さぁ…帰りますよ。
明日は休みでしょ?
早く帰って休みますよ。」
そう言って二宮さんが
あたしの体を起こそうとする。
『嫌でーす!
帰りましぇーん!!
ぜーったい帰りません!
二宮さーん!』
「行きますよー…ほら」
〈あ、二宮さんいらっしゃいました!
すいません、二宮さん…
ちょっといいですか?〉
そのときスタッフらしき人が
現れて二宮さんに声をかけた。
「はぁ…ちょっと
ここで待っててくださいよ?
すぐ戻りますから…」
『はーい!』
そう言って二宮さんに手を振った。