第5章 これは興味?*nino*side
ガチャンっ
大野さんと話したあと
楽屋に帰ると相葉さんがいた。
すごい、ぼーっとしてる。
俺のことにも気づいてない…
ねぇ…あなた他のことにも
気づいてないでしょ?
そう思いながらもゲームを
閉まって帰りの準備をする。
「相葉さん…何考えてんの?」
「…うん…ん?…うん」
ん?
何よ…もしかして
会話すらできない感じですか?
それなのに気づかないって…
あなたも恋じゃないの?
それとも違う悩み?
そんな風に相葉さんのセイで
心がモヤモヤしていると
あの子はやってきた。
『失礼します。
あ、お疲れさまです。
あの…松本さんは…』
今までぼーっとしてた相葉さんが
ちゃんが来た瞬間、
パッと目を覚ました。
ねぇ、鈍感なの?
気づかないフリ?
相葉さん、モタモタしてると
本気で取りますからね?