• テキストサイズ

泣き虫な二人

第30章 決意の朝


雅紀の腕の中に入ると
優しく頭を撫でてくれた。

雅紀のトクトクいってる心臓


『今日、会ってくるね…』


「うん。…もう?」


『ううん。まだ…
ていうかまだここにいたい。』


雅紀の気持ちってすぐ分かっちゃう。
嬉しいとギュッてする力が強くなる。


「はぁ…行かせたくないなぁ…」


『行きますよ。
終わりにしないと…』


「怖い?」


きっと雅紀は分かるんだ。
あたしが少し震えてることも…



『ちょっと…』


やっぱり雅紀といると弱くなる。
前は我慢してたのに…



「雅紀くんパワーあげるからさ?
頑張っておいで!」


そう言って力強くあたしを
抱き締めてたくれた。
/ 195ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp