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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第48章 集合!




そこから話は中学の話や黒子の話、主にバスケの会話をして盛り上がらせていった

だが時間というのは有限で、彼らは帰る時間が近くなった

神奈川から来ている黄瀬はまあ実家に泊まるとし、陽泉と洛山の練習試合がてら来た氷室、紫原、赤司は謝りながら先に帰っていった

そしてその後、黄瀬と青峰はなぜか1on1するくだりになったらしく桃井と一緒に帰っていった

高尾と緑間はまあセットのため、あまり暗くなるとあぶないから(既にかなり暗いが)とチャリアカーで帰っていった

誠凛はある程度片付けが済んでから帰っていったのだが、名前が帰っていったのは赤司と一緒にだった



赤司
「まったく…気を使わなくても良いのに…あいつらは」


名前
『征十郎があんなとこで口にケーキ突っ込まなければ今あたし普通に帰ってると思うんですけど?』


赤司
「別にいいだろう?家まで俺が送ろう」


名前
『あー…それは、ありがとうございます』


赤司
「礼には及ばないよ」



2人は何故かわからないがいつの間にか手を繋いでおり、少々続く沈黙の中足を進めていた



赤司
「そうだ名字」


名前
『はい』


赤司
「俺はお前のケーキを作ってもらったことないんだが」


名前
『…はい?』



小さい頃に無かったかと考えたが確か彼の誕生日に作ったことはないな。と思い出した彼女は「あ、そうだね」と軽く返した



名前
『今年、もしまだいたら、郵送で送るよ』


赤司
「WCの前だが」


名前
『いやそれは平気なんだけど…どちらかっつーと居るかどうかが不安だなあ…』



そう言いながら彼女は夜空を見て溜め息を吐いた

それに赤司は繋いでる手を強く握り締めてから「…大丈夫だ」と力なく返した。彼女の目には無数の星が映っていた


その後、彼女は家まで送ってもらい「またね」と挨拶をして家の中へ入っていった

またが来るのか、彼女はそれを不安そうに思いながら靴を脱いで玄関に上がっていった






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