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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第44章 倒そう




葉山
「うーわっ盛り上がってくんねー…けど、まームリだけどねっ」


「一対一!今度は葉山だ!!」


葉山
「(…つっても正直燃えないけんども、火神ならまだしも伊月じゃねー)」


伊月
「1ついいかな?黛のこと、どう思ってる?」


葉山
「?どうって…別になんも?勝つための有効利用でしょ。え?なんかダメアレ?」


伊月
「別に文句なんてないよ。ただ…負けたくもないな」


葉山
「ふーん…あっそ」



そう笑いながら答えた葉山は3本で十分だろうと思いながらもムカついたからと4本で雷轟のドリブルをした

しかし伊月は、それに反応して翻弄されず彼を止めた



葉山
「(どうなってる…4本でも抜けない!?…!
こいつの特技は鷲の目…俯瞰の景色だと俺の全体の動きを見るから…ドリブルスピードに翻弄されにくいのか!?)」


今吉
「それもあるかもしれんが、わはは、まさか試合前に言ったことが伊月に起こるとはな」



その言葉聞いた若松は今吉が言っていた「それ以上いなっとってもおかしないで」と言っていた失っていた自信の話を思い出して、今吉へ目線を送った



今吉
「スポーツにおいてメンタルがパフォーマンスに及ばす影響はどでかい。くすぶってた選手が何か意識改革をしたとたん別人のように活躍するなんてザラや。心の持ち方1つで人は驚くほど変わる」


笠松
「(まがりなりにもずっとあの怪物の相手してたもんな)」


相田
「五将は強いわ…前半はみんな歯が立たなかった。けどだから絶対に止められないとは限らない」


伊月
「ラクダが言いました」


葉山
「?」


伊月
「赤司に比べりゃよっぽど楽だってね、キタコレ」


相田
「試合中に成長することだってあるのよ…!」



伊月の言葉を聞いた葉山は起こったような表情をしてからプッ…とふきだしてから「あはははは」と笑いだした
それに伊月は「ウケた…!?」と少し喜んでいたが、実際はそうではなかった



葉山
「いっやーまじゴメン。はっきり言ってナメてたよ。実はヤバイねアンタ意外にっ
…おっけー、いくわ。5本」



そう言った葉山は今まで使っていなかった指を1本置いてボールを持った







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