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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第43章 勝てない




「洛山、T.Oです」


伊月
「え」


相田
「!」


「この試合最初のT.Oだ…がマジかよ!?とったのはまさかの…リードしてる洛山だ!!」


相田
「おーおー相変わらず用心深けーなエージの奴
(別に誠凛が優勢だったわけじゃねえ…一気に引き離されそうになったのをリコの策でギリギリ追いすがっただけだ
ほころびですらねぇ、普通なら見過ごす。それでもとるかよ

こりゃあおごりや油断はまず期待できねぇぞ…リコ)」


白金
「それでもここで使うのはいささか贅沢だったかもしれんな、不要だったか?」


赤司
「いえ…ちょうど攻守の切り替えが速くなってきて細かい指示が出しづらくなってきたところです。ありがたいタイミングでした」


白金
「うむ…むこうは今あえて、赤司を止めるという選択肢を捨てて守っている。このまま攻めても大勢に問題はないが、こちらもあえて選択肢を絞ろうか
攻めの中心を決めるぞ…まずはお前だ。いいな」



そうベンチで言う彼の目線の先には実渕がおり、気づいた彼はニッ…と笑った

一方誠凛ベンチでは降旗がベンチについた瞬間倒れ、立ち上がれなくなっている彼を見た相田が読み取る眼を使って彼を見るとスタミナ切れになっていた



相田
「…交代よ降旗くん」


降旗
「そんなっ…大丈夫です!まだやれます!」


相田
「ムリよ…そんな体力残ってないでしょう」


小金井
「ちょっ…え!?それってつまり…ヘバッたってこと!?」


「な!?」


土田
「(信じられない…!いくら全力でDFしたからって…降旗は決して体力がないわけじゃない
つまり…それほどすさまじいのか…!「キセキの世代」赤司征十郎と向き合った時の重圧は…!)」


小金井
「じゃあどうするカントク…?やっぱ2年の誰かが代わりに…」


相田
「…」



降旗の様子を見た福田は「俺にやらせてください!!」と申し出た






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