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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第41章 決勝前の




その頃木吉はなぜか伊月の家で彼の姉、妹、本人と食事をしていた



伊月母
「お口に合うかしら?」


木吉
「はい!すごく美味しいです!」


伊月
「いや…なんで木吉ウチで一緒にメシ食ってんの?」


木吉
「いやぁ、体ほぐすために軽く走ってたら伊月のお母さんにバッタリ会ってな」


伊月母
「そうそう!で聞いたらお昼まだだって言うじゃない!」


伊月
「…母さん」



呆れている伊月の斜め前に座る伊月の妹、舞は木吉に「てっぺーさん、またデカくなった?あいからずでっかーい…」と彼に聞くと木吉は「ん?そーかな」と笑った

それに伊月の姉、綾が「今日は私らみんなで応援行くからね、決勝戦だからお化粧してっ」と言うと伊月は「姉さんそれ前に母さんが言ってたよ、おしい…」と言い、木吉は笑いながら「うまいなぁ」と言った



木吉
「ごちそうさまでした、食器台所でいいですか?」


伊月
「俺も、ごちそうさま」


伊月母
「あらーいいのに、わざわざありがとう」



「…彼女いんのかな、いい男でダジャレもわかるなんて…」



「おねーちゃん…おにーちゃんの同級生だよ?」



伊月の姉妹にそう噂されている木吉は伊月の家で飼っている犬、通称まるおと戯れていた

その様子を見ている伊月は「いいのか?こんなとこいて…」と聞き、「悪い、すぐ帰るよ」という木吉に「じゃなくて…おじいさんとおばあさんは?」と聞いた



木吉
「おう。ゆっくり一緒に朝メシ食べたよ。2人とも朝早いし、がんばれって言ってもらった」


伊月
「応援は?」


木吉
「んーそれは…年だしちょっとしんどいかな?
けどいつも試合のことは話してるし、わがことのように聞いてくれるよ」


伊月
「そっか…」


木吉
「だから、話すなら勝った報告じゃないとな。やっぱ」


伊月
「…ああ!」



そう言った2人の表情はどこか晴れやかだった






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