第6章 海常vs桐皇
試合が再開されて海常ボールから始まったが、すぐに黄瀬へとパスを出して青峰との1対1が始まった
観客
「また!?
海常はとことん黄瀬でいく気か!?」
今吉
「わからん人やなぁ、おたくの黄瀬くん…人マネは上手いみたいやけど…そんだけや
黄瀬くんが勝てん最大の理由」
黄瀬
「………」
青峰
「オイオイどうした、もう終わりか?」
今吉
「彼だけの武器がない
ただのバスケで青峰に勝つのは不可能や」
笠松
「なぁ、あんたよく性格悪いって言われねーか」
今吉
「おっとぉ、いきなりキビシーやんけ」
笠松
「わかってねぇのはあんたの方だよ
技術をマネて身に付けるってことは学ぶこと。つまりは成長するってことだ
俺も忠告しとくぜ
アンタの話、1つ外れだ。武器はある」
今吉
「武器はある…やと?」
笠松の言葉に疑問を持ち、黄瀬を見る今吉
その黄瀬は笠松が先ほどやったターンアラウンドからのフェイダウェイジャンパーをしようとしたが、青峰によって阻止されてしまった
青峰
「お前のマークはこの俺だぜ?
あっちの腹黒メガネと一緒にすんなよ」
今吉
「それワシのこと!?…ヒドッッ!!」
そのボールはコートの外へと出て、海常のタイムアウトが使われた
それによって緊張が少しほぐれたのか、彼は息を吐いて青峰への覚悟を考えていた
武内
「いいか、早い展開は向こうの十八番だ。向こうのペースに合わせるな
あと、インサイド…」
黄瀬
「監督…試合前に言ってたアレ、やっぱやらせてほしいッス」
黄瀬は海常のスタメンが自分を見つめる中、何かの覚悟を決めた
それが聞こえたのか名前は、ニヤリと口角を上げた