第6章 海常vs桐皇
観客
「第1Qは完全に海常だ!!」
火神
「まさか青峰また手ぇ抜いたりしてんじゃねぇだろうな?
海常が完全におしてるぜ」
黒子
「いえ、恐らく本気です
黄瀬くんがそれを上回ってるとしか…」
名前
『上回ってる…ねぇ』
目を細めて青峰を見ている名前の眉間には皺が寄っており、少し辛そうな表情をしていた
また、ベンチでは黄瀬と青峰共に相手のことを考えており、黄瀬はこのまま行けたら苦労はない。と森山と笠松に話していた
日向
「海常リード…正直驚いたな」
伊月
「ああ」
火神
「黄瀬がここまで青峰を圧倒するなんて…確実に強くなってる!」
木吉
「…1ついいか、お前らどーやって海常に勝ったの?」
誠凛
「う"っ…!うーん…気合い…とか?」
名前
『あー…4月にあった練習試合ですね』
相田
「そうそう…って何で知ってるの!?」
名前
『お気になさらず』
原作の知識を引っ張り出した名前はこの試合の結果もすべて知っており、そのことを思うと少し表情が悲しげになった
しかし、抜けている記憶も存在している。というのは本人も未だ気づいていないためまだ触れないでおこう
黒子
「あと…青峰くんが本気とは言いましたが、彼は尻上がりに調子を上げていく傾向があります
そして上げるとしたら、そろそろだと思います」
《―第2Q始めます》
早川
「よォーし、いくぞー!や(る)ぞー!
とっ(る)ぞー(リ)バウンドォ!
や(る)気全開!!」
若松
「つーかさっきからうるせーよアイツ!なぁ!」
今吉
「いや、お前もいつもけっこううっさいで」
若松
「え!?」
諏佐
「むしろ似てる」
若松
「ウソォ!?」
今吉
「ま…何にせよ、浮かれてる敵さん見てもおもろくはないなぁ
ボチボチいこか」
頬を叩いて気合いを入れる早川にうるさい。と言う若松、それに対して何か企んでる笑みを浮かべる今吉
その笑みは、海常にとって良いものではない