第34章 海常VS誠凛

その頃誠凛のベンチでは小金井が黒子の交代をそろそろかという話をしており、河原は交代することを「海常はここまで黒子に対応できてないみたいだし、もう少しこのままでもいい気も…」と言っていた

だが相田によると海常は桐皇戦の今吉のように黒子のことをマークしているらしく、黒子は霧崎第一戦のように独断でパスルートを変えることによってここまで避けていたらしいことが発覚した

さらに１度対戦した学校にミスディレクションの効果は短いからと説明を加えた



相田
「てゆーわけで次のボールデッドで選手交代よ、水戸部くん準備しといて！」



彼女の発言に水戸部はコクと頷きユニフォーム姿になってコートを見ると驚いていた

それは観客も選手も驚いており、その視線の先を見ると伊月の前にいる笠松がいつもよりも距離をとっていた



伊月
「…！？(いつもより距離をとっている…ペネトレイト警戒するにしてもそもそも速さは俺より上だ。どうゆうことだ…？）」


木吉
「（伊月の外のシュートの入る確率は高くない。わざと撃たせる気か…！？）」


伊月
「（…だとしたら撃たない…！なぜなら…火神に今２人ついているなら当然、より確実なルートが空いてる…！！）」



伊月がボールを回し、シュートの体勢に入ってる黒子の目の前にはさっきまで伊月の前にいた笠松がDFにおり、予想外のことに誠凛は驚いていた



日向
「（伊月から距離をとったのは黒子のマークにより早く切りかえるため…！？もうシュートモーションに入ってる。止められっこねぇ…！！）」



しかしその瞬間笠松はバックステップを使って黒子と距離をとり、またもや誠凛を驚かせた

その事に氷室は「そうゆうことか！！」とようやく答えにたどり着いた