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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第33章 洛山VS秀徳




彼がそう思い出しているうちにシュートまでの時間は残り3秒とまで迫っていた



緑間
「(これは賭けだ…自分を信じる以上に、仲間を信じる必要がある。俺が人事を尽くすだけでは足りない
だが不安はない。このチームに、人事を尽くしていない者などいない…!!)」



覚悟を決めた緑間はボールを持っていないのにシュートモーションに入り、それを見ていた選手も観客も驚いていた。特に赤司は「何をやっている…!?…まさか」と考え始めると緑間は跳んだ

すると高雄は緑間のシュートの体勢に入っている状態の手にボールを投げ、緑間はそのまま撃った。ボールはいつもどおりリングをかすりもせず入った



「うわぁあなんだ今のは!?」


「空中でとってそのまま3P…!?ありえんのかそれぇー!?」


木村
「よおおし!!」


氷室
「確かにあの高さならたとえ未来が視えていてもカットはできない。だが…難しいとかそうゆうレベルの話じゃないぞ今のは…!!」


伊月
「決めた緑間もすごいが…それだけじゃない。緑間がかまえた位置にドンピシャで入れるなんて…信じられない正確さだ…!」


黄瀬
「…こんなの今までの緑間っちだったら考えられないっスね…」


笠松
「…え?」


黄瀬
「緑間っちは本来絶対の自信を持ったシュートしか撃とうとしないっス。けど今のシュートはパスがどんなに正確でもやはり精度は落ちる
いくら赤司っちに勝つためでも…外れることを覚悟したシュートを撃つなんて、よっぽど仲間を信頼してないとしないはずっスよ」



その後葉山が放ったボールは外れ、大坪が根武谷との戦いで勝利し速攻で攻めていった。そして高尾はボールを受け取り緑間へ先程と同じようにパスを出し、緑間はシュートを決めた



黄瀬
「緑間っち…」


日向
「形は違うけどよ…似てんなお前らと。まるで秀徳の光と影だぜ」


黒子
「…そうですね」



そんな話題になっている緑間が赤司に「カン違いするなよ赤司、秀徳はまだ死んでない。勝負はこれからだ」と言うと「想定以上だ真太郎…そうでなくては」と笑った









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