第33章 洛山VS秀徳
その後緑間は3Pを決め、その瞬間に第2Qが終了した。最後のシュートにより点差はなくなっており、ネブやは実渕に「さすがに一筋縄ではいかねぇな、緑間真太郎…」と言い、もう1人つけるかどうかを話していた
赤司
「いや…必要ない。これ以上人数をさくのは逆効果でしかない。五将といえど今の真太郎を止めるのは難しいだろう。後半は1人でいい。真太郎とは、僕がやろう」
彼らが控え室へ行こうとする時、インターバルの10分間で誠凛と会場はアップを始めるらしく、共にコートへと歩き出した
出て行く秀徳のいるの方には海常が入り、緑間に「…調子、悪くないみたいっスね」と話しかけた
緑間
「…フン、どうかな。赤司はまだ眼を使っていないのだよ」
黄瀬
「!」
緑間
「使ってくるとしたら後半からだ。そこからが本当の勝負なのだよ」
一方洛山がいる方には誠凛が入り、赤司と黒子はすれ違いがてら会話を始めた
赤司
「…やあ…開会式以来だね、テツヤ」
黒子
「…はい。赤司くん」
洛山の様子を見ていた日向は「これが洛山…そして赤司征十郎か…さすがにフンイキ違ーぜ…」と考えていた
そんな赤司に火神は目の前に立ち、話しかけた
火神
「よう。まさか忘れてねーだろうな?開会式はずいぶんとぶっそうなマネしてくれたな。黄瀬も…そしてお前も必ずぶっ倒す!」
赤司
「もちろん覚えているよ、火神大我。実力は評価している…だが1つ忠告しておこう」
根武谷
「赤司?」
赤司
「僕と目線を変えずに話すことを許しているのは僕に従うものだけだ。逆らう者は何人たりとも見下ろすことを許さない」
火神の肩に手をおいた赤司は彼を座らせるように腰を下ろさせた。そして彼は火神に「頭が高いぞ」と言い、火神は今一体何が起きたのか不思議に思っていた
驚いている火神に黒子が声をかけると赤司は「テツヤ、僕とやるつもりなら覚悟しておくことだ」と言った後彼の目を見て「お前の力を見出したのは僕だ。いずれそれを思い知ることになる」と言った
黒子は強気な目で彼を見ていた