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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第33章 洛山VS秀徳




中を見ると宮地がドリブルとシュートの練習をしており、2人を見かけた大坪は「早く帰れよ」と声をかけた



高尾
「あ、大坪さん。あの…テスト期間って居残り禁止じゃ…?」


大坪
「ああ宮地か、あいつはいいんだ。監督に許可もらってるし」



その事を聞いた高尾は「いつもコワイイメージしかなかったから…なんつーか意外っすねーあーゆートコ見るの」と言った

大坪はそれを聞いて「そうか…お前らは知らなかったか。俺には見慣れた光景だったんだがな」と言って話を続けた



大坪
「…宮地はコワイか?」


高尾
「チョーコワイっすね!真ちゃんなんて何度かチビってますからねー」


緑間
「チビってないのだよ!」


大坪
「まあ厳しいやつだからな、人にも、自分にも。今まで周りの何倍も練習してきて2年の夏にレギュラー入り、
スタメンになったのは3年になってからだ。決して才能がないわけじゃない…それでも…血の滲むような努力をしてここまで来たのさ。そしてそれは木村も同様だ

だから誰よりもレギュラーである自負と責任を感じているし、周囲から信頼もされている。後輩には少しキビしいかもしれんが」



彼の話を2人は真剣な顔をして聞いていた。そして大坪は「それにあれでなかなかいい所も…あ、そうだ!」とカバンの中を探り始めた

そしてようやく目当てのものを見つけたのか「緑間これ宮地から、探してたろ」と彼にそれを渡した



大坪
「明日のラッキーアイテム、アイドルうちわ」


高尾
「(何それおは朝!?)てかこれ宮地サンの私物っすか!?」


大坪
「ああ、あいつの推しメンだからな。なくすなよ」


高尾
「押しメっあの宮地さんがっっ!?ブブフォッ!!」


緑間
「…ありがとうございます」


大坪
「ちなみに俺はマミリン派だ。8位の」


高尾
「~~~!!」



話を聞いていた高尾は笑いすぎて息ができなくなっていた。そんなに練習をした彼が抜かれる姿をチームメイトは見ており、葉山はそのままシュートをしようとした

そこに木村がブロックに跳んだが彼はもう片方の手でシュートを決めた








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