第32章 海常VS福田総合
首を締められてる彼女と頭から血が出ている氷室を前に火神は「誰だテメーは!?今スグはなせよオイ!」と叫び、彼は「あ"ぁ"?ってお前…さっきアツシに勝った奴じゃん。見てたぜ…けっこうやんなァ…」と返した
紫原を知っていることに火神は疑問を抱いているとアレックスは「とりあえず…はなせよクソガキ」と彼の頭を蹴ろうと足を振り回した
事により首から手を離され、咳込んでいる彼女を見ながら彼は「おーこわー、女のケリじゃねーぞこりゃ」と返した
態度にイラついたのか、火神が殴りかかろうとすると氷室がそれを止めた
火神
「タツヤ!」
氷室
「手を出すな!こんな所で選手がケンカなんてしたら問題になるのはお前だけじゃなくなるぞ!」
火神
「…なんで…何があったんだよ一体…」
氷室
「俺もまさかこんなことになるとは思ってなかったさ」
そう言って氷室は話を始めようと、まずアレックスと会話していたところから話し始めた
氷室
「すまないアレックス、あの時俺は…」
アレックス
「気にするな、試合前に選手が気が立ってるなんてよくあることだろ。それより、いい試合だったよ。わざわざ日本まで見にきた回があった」
氷室
「…アレックス」
そこに先程のように灰崎が「あれぇ?お前さっき試合出てた奴?」と歩いてきて、近くで見て「やっぱり!近くで見るとやっぱり負け犬ってツラしてんなァ」と言ってきた
アレックスはその事が頭にきたのかピク…と反応し、「ちょっと聞き捨てならねーな、誰だお前」と睨みながら言った
灰崎はアレックスのスタイルを見て「うぇえ~マジで!?そんなカスがそんないい女に慰めてもらえんの?カンベンしてよ!」と言い、彼女に番号教えて等慣れなれしく言ってきた
アレックス
「ふざけんな!気安くさわんじゃねーよ!」
灰崎
「えー」
氷室
「やめろ、用があるなら俺が聞く」
灰崎
「まー口説けるわきゃねーか、われながらねーわ。それより今、なんか言った?」
灰崎は瞬間に氷室へと本気で殴りに行き、氷室は選手じゃないのかと思いながら避けた。彼を見て拝崎は「なんだ…見た目の割にお前…喧嘩なれしてんな」と言ってから彼の腹を蹴り、「お前みたいの、マジイラつくわ」と言った
そして彼を心配したアレックスの首を絞めたそうだった