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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第29章 紫原VS黒子




木吉
「腰だ腰!」


火神
「!?」


木吉
「もっと腰落とせ火神!!」


火神
「ってーな!ですよ。そんなんやってるよちゃんと!!です」



頭をばしっばしっと叩かれた火神は怒りながら頭を押さえていた。そして彼はなんかもっと良いヒントをもらおうと「他にはなんかないんすか!?」と聞いたところ木吉は「他には…?んー…」と悩み始めた



木吉
「あいつおっきいから気をつけろよ」


火神
「知ってるけど!?」


木吉
「そうか?ならいいや」


火神
「!?」


木吉
「夏に死ぬほど砂浜走って足腰鍛えただろう。その2つさえ忘れなきゃ、お前のパワーなら負けねぇよ」



そうしている内に誠凛はもう1ゴールを決め、22対8と少し点差が縮まってきたようだった。だが陽泉のOFではやはち火神がパワー負けしていた

火神は先程木吉に言われたことを思い出しながらまず1つ目の腰を落とした。そして2つ目のおっきいから気をつけろを思い出しキレかけていた彼はハッと答えを見つけたようだった



火神
「(…待てよ。でかいから気をつけろってことは、そのことを意識しなきゃできてねーことがある…のか?なんだ…?俺は押し合いに負けないように重心を下げて…違う!!今までと同じじゃダメなんだ!!
もっと意識して下げるんだ。もっと…もっと低く…!!)」


岡村
「むっ!?」


「!?」


相田
「(そうか…!!今までずっと腰は落としていても、相手の大きさにつられて無意識に重心を下げきれてなかったんだわ…!!)」


岡村
「…!!(動かん…小僧…!)」



火神が重心の下げたことはかなり良かったのか、紫原も無意識に「お」と呟いていた。木吉は「な?言ったろ。」負けねぇって」と良い顔をしていた

対し岡村は火神をスピンで抜きシュートを決めようとしたが、今までの場所よりもゴールが遠く火神は彼のシュートを叩き落とした

そんな様子を見ていた紫原は「めんどくさけど…こりゃあ俺もいかなきゃだめかもね…」と心中で思っていた







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