第25章 青峰VS火神
「おおお両チーム出てきたぁー!!いよいよ後半戦が始まるぞ!!」
桐皇
「…!」
そうして始まったインターバル後のわずかな時間、桐皇は彼を見て驚き、青峰はニヤリと笑みを浮かべた
高尾は「お」と意外そうな顔をし、景虎は火神と黒子のことを考えていた
景虎
「(火神の覚醒で前半2点差までくらいつくことができた…が、それだけじゃまだ足りねぇ…勝つためにはやはりコイツが不可欠…
だが…いけんのか?)」
「これより後半、第3Qを始めます」
桃井
「…テツくん」
黄瀬
「黒子っち…!」
若松
「青峰にコテンパンにやられてそれでも出てきたのはたいしたもんだが…だからって何ができんだァ?
10分足らずで強くなっても戻ってくるなんてありえねーぜ!!
今吉
「…」
再び始まった試合は桐皇ボールからスタートし、まず諏佐から今吉へとボールが回された。伊月は全力でDFをしており、今吉は「いいDFや」と褒め、誠凛全員の基本スペックが上がっていると考えた
だが彼は青峰へとボールを回し、火神対青峰という状況になったが青峰は先程よりもスピードが速い状態で火神のことを抜いた
火神
「くっっ(どうなってやがる…!?青峰はすでに全力だったはずだ…なのに…速くなってる…!?そんなバカな…!!)」
「ヘルプ!!」
木吉
「…っ(ダメだ…間に合わない!!)」
木吉が間に合わないと判断後、青峰はそのまま突っ走って行った。だがそこには黒子がおり、ドッ!と強くぶつかってしまった
それによりファールをもらった今吉は黒子に対し「コースを読んどったんか!?」と疑問を抱いていたが、黒子が立ち上がりながら青峰に話していた
黒子
「青峰くんに僕の動きが分かるなら逆も言えるでしょう?過ごした時間は一緒です
つくづくバスケだと気が合いますね、青峰くん」
青峰
「…やってくれんじゃねーか、テツ!」
火神
「ワリィ…助かったぜ」
黒子
「どうも」