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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第23章 再会





赤司
「じゃあ僕はそろそろ行くよ
今日のところは挨拶だけだ」


青峰
「はぁ!?ふざけんなよ赤司
それだけのためにわざわざ呼んだのか?」


赤司
「いや…本当は確認するつもりだったけど、みんなの顔を見て必要ないと分かった。全員あの時の誓いは、忘れてないようだからなならばいい
次は戦うときに会おう」


名前
『…征十郎』



あたしがポツリと呟いた言葉が聞こえたのはテツヤだけらしく、こちらを見ながら同情の目をしていた

去っていく背中を見送り、切られた髪の感覚を意識するとすごく頭が軽くなったような気がした



名前
『…頭かるっ』


緑間
「名前…赤司のことは分かるがあれはやめるのだよ」


黄瀬
「名字っちの髪が!髪がない!!」


名前
『あるし!』



確かにあたしの髪は見事なまでにバッサリ切られていた。そう、腰くらいまであった髪が肩下辺りまで切られてしまったのだ

つーか、切られた髪どこ行ったんだよ…



火神
「てめぇ髪、どうすんだよ!」


名前
『あ、お帰り火神』


火神
「今さらだな!」


紫原
「・・・ねぇ、あんたストバスの時の子~?」


名前
『え、うん』


紫原
「ふ~ん…峰ちん
あの子さっちんが言ってた子じゃなーい?」


青峰
「あ?さつき?」


紫原
「ほら、もう1人のマネージャーが居たって話
まあ違うと思うけど~」



…いや合ってるんだけど!?て言うかマネージャーじゃなく監督務めてたんだけど…まあいいや

そんな紫原はあたしの話を聞いて納得したのか、食べていたポテチを食べきったのか分からないが帰ると言い始めた



紫原
「じゃ、俺帰んね~」


青峰
「ん、俺も」


名前
『じゃああたし達も戻ろうか、ね』


黄瀬
「名字っちは待って!緑間っちハサミ!
女の子の髪がそんなじゃダメッス!」


緑間
「…今回だけだからな」


黒子
「…降旗くん、火神くんと一緒に戻って下さい」


降旗
「えっ、あ、分かった!」



とりあえず涼太がこのままじゃコピー!とか言って髪を切ってくれた(良いのか、ここ会場だけど)

その時に誰にも気づかれないように、あたしは一筋だけ涙を流した










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