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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第23章 再会




青峰
「なんだァテツ、2人もお守り(おもり)付きかよ」


紫原
「峰ちんにもさっちんがいるじゃん。お守り」


青峰
「さつきはカンケーねぇだろうがコラ」


黄瀬
「つーか緑間っちなんでハサミとか持ってんスか?」


緑間
「ラッキーアイテムに決まっているだろう。バカめ」


黄瀬
「いや、とりあえず危ないからむき出しで持ち歩くのやめてほしいッス!」


黒子
「お待たせしました」


降旗
「っっ!!?」


名前
『…』



横で顔を青くさせる降旗くんを心配しながらキセキ達の方を見ると、揃った顔が懐かしくて、ふと目を細めた

そんなことをしていると涼太の持っているケータイが鳴り出して、大輝が「赤司か?」と聞いたところ、ファンの女の子からのメールらしく、「死ね」と返されていた。マジ死ね



黄瀬
「あれ、名字っち!予選リーグ以来ッスねー!赤司っちに呼ばれたんスか?」


名前
『テツヤのお守り』


黒子
「お守りじゃないです」


青峰
「あ?知り合いか?」


黄瀬
「名字っちッスよ!帝光で監督やってたじゃないッスか!」


紫原
「黄瀬ちん何言ってんのー?監督はコーチに変わったじゃ~ん」


名前
『いいよ涼太、覚えてないだろうから』


緑間
「名前の言う通りだ。こいつらは別の記憶になっているからな」


黒子
「名字さん…」


名前
『大丈夫、気にしてないから』



特に会話を気にしてないから紫原は新しくポテトチップスの袋を開けようとし、ぐぐぐ…と力を入れたが見事に開かなかった



紫原
「むー?あれー?開かない…ミドチンそのハサミ貸してよ」


緑間
「断るのだよ」


紫原
「えー?黒ちん持ってる?」


黒子
「持ってないです」


降旗
「(フツーに話してる…けどなんか空気重っ…そりゃそーか…かつての仲間っても今はみんな敵同士…いずれ戦うことになるんだもんな…)」



降旗くんの表情から考えていることが手に取るように分かり、その中に果たしてあたしは含まれているのかどうかが気になった

…多分、ないんだろうけど










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