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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第20章 霧崎第一高校





その頃黒子は会場にあるバスケコートでドリブルをしていた

付近に名前の姿があり彼女は月を見つめていた



火神
「みんな帰っちまうぞバカヤロー」


黒子
「わ、ビックリさせないで下さい。おこりますよ」


火神
「俺はしょっちゅうさせられてんだよ!!ったく…何いきなりダムダムやってんだよ」


黒子
「すみませんジッとしてられなくて」


火神
「…武者震いってヤツか…?」


黒子
「…わかりません。ただ…試合に勝ってWC出場が決まってから…ドキドキして震えが止まりません」


火神
「…!それが武者震いっつーんだろが!!」


黒子
「いた」



黒子の言葉に口元にのみ笑みを浮かべた火神は先ほど黒子から受け取ったボールを彼の頭にぶつけた

火神は付近にいる名前へと視線を向けて、話しかけた


火神
「名前、なにしてんだ」


名前
『思い出してくれるかなって』



勝てば思い出してくれるのかな。と言う名前はただただ月を見つめていた

そんな彼女を見た黒子は笑みを作り、クエスチョンマークを浮かべている火神を放っておき彼女へ話しかけた



黒子
「…思い出してくれますよ。思い出さなかったら僕がみんなのこと殴ります」


名前
『殴れるの?』


黒子
「もちろんです」


ふわりと笑う彼女の笑顔は月に照らされているせいか、少し儚げに見えた

また一転し誠凛高校控え室では、先ほどの話の続きがされていた



小金井
「いよいよ…?WCがってコト?」


木吉
「ああ…でもただそれだけじゃない。「幻の6人目」をふくめ、帝光の天才が全員出そろう」


日向
「ウィンターカップは「キセキの世代」達との、全面戦争だ」




火神
「っしゃあ!!絶好調だぜ!!」



その後、なぜか火神とテツヤは1on1を始めてしまい、名前はなぜか知らないが点を数えさせられていた

表情はとてもつまらなそうにしており、同情できた


日向
「だぜ!!じゃねーよ!」


火神
「いてぇ!!」


日向
「何オマエまで一緒に1対1始めてんだダァホ!!」


木吉
「ま、ビビッてるよりはいいけどな」


日向
「…行くぞ!!次はWCだ。全員ぶっ倒して
日本一までかけ上がるぞ!!」










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