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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第17章 それも運命







黄瀬
「次の試合勝てばWC、間違ってもコケちゃダメッスよ?」


緑間
「ありえないのだよ。くだらないことを言うなバカめ」


黄瀬
「バカとはなんスか!」


緑間
「そんな心配するなら言う相手が違うだろう。次の誠凛の相手は霧崎第一…花宮真だ」


黄瀬
「!
(「無冠の五将」の1人…またやっかいな奴が相手ッスね)」


桃井
「……」


緑間
「この決勝リーグ、奴は明らかに次の誠凛戦に照準を合わせてきている。勝つために必ず何かしてくるはずなのだよ」




緑間の花宮真という名前に黄瀬はふざけた顔から一気に真剣な顔へと変わった
それは桃井も同様で、一筋汗を流していた

そして緑間は決勝リーグでの霧崎第一戦のことを思い出し少し喋ったが、帰ろうとしたのかまた歩き出した



緑間
「もう俺は行く。じゃあな」


桃井
「えーもう!?せっかく久しぶりに会ったのにー」


黄瀬
「ってうわ!なんスかコレ!」


緑間
「リアカーだ。高尾にひかせて…」


2号
「わふっっ!」


黄瀬
「(…犬?てゆーか…なんかはすごい誰かに似てるッス!)」


緑間
「(なぜだ…見てると無性に腹が立つのだよ…!)」


桃井
「(なぜかしら…見てると可愛い以上に、なんか好き!)」



緑間がリアカーの中を見るとその中には誠凛の犬である2号がと尻尾を揺らしながらたたずんでいた
2人はその犬を見てポカーンとし、桃井は目をキラキラとさせながらも感想を心の中で述べていた

その理由は先ほどの小金井の発言に続くのだ










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