第16章 決勝リーグ進出だよ
誠凛
「なっ!?」
「2対3!!完全にアウトナンバーだ!」
「止められない…!!誠凛ぐうの音も出ずー!!」
火神
「(マジかよ…あの緑間が…!?)」
木吉
「シャレにならんな
(自分のためのように見せて本当はチームのために撃っていたのか…黒子の感じていた違和感はこれか…!)」
日向
「今まで緑間ら周りに頼ることはなかった。だからこそスキもあったし…チームプレイで対抗できた
けど今度は逆だ。緑間が一人で戦うことをやめ、真にチームとして1つとなった秀徳。手強いなんてもんじゃねぇぞ…!!」
1年トリオ
「(そんな…今までだって十分凶悪だったのに…つまり弱点が消えたってことだろ…!?
ヤバすぎるよ。どうすりゃいいんだ、そんなの…!!)」
秀徳の欠点というものが埋まったことに1年の降旗、福田、河原は目を見開き焦っていた
だがそれを見た相田は特に焦る様子を見せず、3人を落ち着かせようと声をかけた
相田
「うろたえるな!ちゃんと声出して応援するのよ!
これはピンチよ。けど…」
木吉
「ただのピンチだ。終わったわけじゃない」
小金井
「去年誠凛のピンチはアイツが幾度となく救ってくれた
こーゆー時こそ頼りになるのが木吉って男さ!」
木吉
「楽しんでこーぜ!」
誠凛は少し雰囲気が悪くなっていたが、木吉の言葉によって少しだが和らいだ
またその言葉に呆れているという風にもみられたが、恐らくどちらにしろ和らいだのだろう
日向
「あー…そうだ!わかってるよ!」
伊月
「けどどうする?」
日向
「今の秀徳止めるとかちょっと思いつかないぞ…」
木吉
「それを今からみんなで考えるんだろ?」
日向
「ねーのかよ!なんも」
木吉
「いてーなー。そーだなー…とりあえず黒子はひっこめるか! 」
黒子
「え」
木吉
「ミスディレクションがほとんど切れてるんじゃ出てても足手まといだしな
ちょいちょいがんばってるけどプラマイで言えばマイナスだ
とりあえず今のところいるイミはあんまない!
っつーわけで…」
「誠凛メンバーチェンジです」
木吉
「お、どうやら監督も同じ考えみたいだな」