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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第12章 花火大会だよ!





小金井
「ん?もしもし?黒子?どしたーん?」


木吉
「黒子達も来てるのか…」


小金井
「ん?2号…?え!?うんうん分かった!
名字ちゃんなら…変わればいい?」


名前
『テツヤ!』


黒子
《荷物預けたまま居なくならないで下さい》


名前
『てへ☆』


黒子
《……可愛くないです
ナンパとかされませんでしたか?》



許してもらおうとかわいこぶったら却下された
それ普段も可愛くないの!?可愛いよね!…ね?

溜め息を吐いてからテツヤへと返事をしようと姿勢を整え直した



名前
『…特になかった』


黒子
《そうですか…では》


名前
『ん。わかったー』



携帯を小金井先輩に返すと監督がどうかしたの?と聞いてきた

まあそんなことは置いておき、説明しようと思ったら小金井先輩が代わりに説明してくれた



小金井
「2号がどっかいっちゃったんだって!
ちょっとその辺り探してくる!水戸部、一緒に来てよ!」


伊月
「俺達も行こうか」


土田
「そうだな」


相田
「じゃあ私も、」


土田
「いや、監督はここで待っててよ
浴衣じゃ歩きづらいだろ」


伊月
「そうだな。日向と木吉も、一緒に待っててくれ」


木吉
「分かった」

日向
「頼んだぞ」


笠松
「その犬か分からんが、さっきあっちで子犬を見かけた」


伊月
「ありがとうございます!
じゃあ…いってくる」


日向
「おう」


木吉
「気を付けてな」


名前
『お達者でー』


日向
「旅に行くみたいに言うなだアホ!」



適当にふざけると日向先輩がツッコミを入れてくれて何とも言えない満足感を得られた

けどその場の空気はそこまで変わらず少し重かった



伊月
「2手に別れよう。俺と土田」


小金井
「俺と水戸部ね。分かった!」


相田
「2号…無事でいるといいけど…」


名前
『あたしがあのまま2号を追いかけてれば…』


日向
「お前のせいじゃねーよ。安心して待っとけ!」


名前
『…はい!』



日向先輩の言葉のおかげか少し心が軽くなり笑顔で返すとふいっとそっぽ向かれた

あたしの笑顔はそんな醜いのかと問いたかったが、さすがにそこまではしない









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