第12章 花火大会だよ!
笠松
「うふふふ~♪じゃねぇよ!」
森山
「痛っ!
何すんだよ笠松!」
笠松
「出会ったばかりのじょ、女性を連れていくな!」
名前
『あ、あたし女性じゃないんで』
伊月
「助詞の女子!キタコレ!」
日向
「伊月黙れ」
ネタ帳を取り出す伊月さんがペンを落としたと騒いでいたのではい。と先ほど屋台でもらったペンを渡す
…何であのときにペンをもらったんだろう
森山
「ああ、すみません名前も名乗らず
海常高校バスケ部SGの森山由孝です」
名前
『はい。把握してます
独特なシュートを打つって』
森山
「お、俺のことを知っている女性が…!」
名前
『…女性ですか?』
森山
「こんな綺麗なのに女性じゃないなんて…そんなことを言う人の気持ちが分からないな」
笠松
「…森山が女子と長く喋れてるだと!?」
黄瀬
「いやどちらかっつーと名字っちがリードしてるっつーか…」
名前
『えへへ…ありがとうございます』
森山
「…惚れた」
笠松・黄瀬
「「え」」
名前
『?』
森山
「今のあなたの笑顔に惚れました!」
名前
『あ…どうも?』
森山
「連絡先を教えてくれませんか!?」
笠松
「森山!そこら辺にしとかねーと自分で傷付くからやめとけ!」
あたしを見ないように森山さんを押さえようとする笠松さん
あ、笠松さん喋るの2回目なのにまだあたしのこと苦手なのか。うん
ふと涼太と目が合って彼は手を思いっきり振ってきた
その反応が妙に懐かしくて、少し泣きたくなった