第12章 花火大会だよ!
名前side
名前
『伊月さん!』
伊月
「ええ!?名字ちゃん!?」
名前
『2号追いかけてたらいつの間にか見失って…
しかもケータイテツヤに預けちゃって…』
伊月
「…最南端の災難!キタコレ!」
名前
『伊月さんヒドイ!』
森山
「…伊月くん、彼女は?」
伊月
「あ、新しく入ったマネージャーの名字ちゃんです」
名前
『あ…ゴホン、初めまして誠凛高校バスケ部マネージャーの名前名字です♡』
きゃぴっと可愛く言うと、涼太と森山さんがが唯一褒めてくれた
でもこの中で初めて会う人森山さんしかいないわ
笠松
「お前ハンカチの…!本当に知り合いだったのか黄瀬!」
黄瀬
「はい!同じ帝光中で監と」
名前
『マネージャーしてました』
森山
「…運命だ」
名前
『え、』
パッと右手を取られて握られるあたしの手
もしかして…と顔を見るとイケメンな顔にキラキラした目をさせている残念なイケメンこと、森山さんと目が合った
森山
「君と出会えたのは運命だ!」
名前
『そうですね
これだけの人が居れば会える確率は低いと思います』
森山
「その藍色浴衣…とてもかわいくて君に似合っている」
名前
『あ、ありがとうございます』
森山
「だけど俺としては、君の方がとても可愛い…」
名前
『本当ですか!?』
森山
「もちろん!このまま連れ去ってしまいたいくらいだ!」
名前
『じゃあ連れ去って下さい!』
森山
「よし行こう!」
森山さんと手を繋いで、うふふふ~♪と歩き出す
夜なのに周りがピンク色や妖精、ハートが見えてきて、あれこれ大丈夫か?と思ったがあえてツッコまないでおく