第12章 花火大会だよ!
高尾
「お前黒子にくりそつだな」
2号
「わん!」
高尾
「そうだよ!誰かに似てると思ったんだよ!
まさか黒子とはなぁ…」
2号
「クゥン…?」
高尾
「あはは、黒子ッつっても分かんねーよな
そいつはさ、一見するとなに考えてんのか分かんねー面してんだけど、意外と熱いところもあってさ…俺のライバルってとこかな!」
2号
「ワンワン!」
高尾
「何だよそんなにしっぽ振ってー、俺のライバルって言われて嬉しいのか?
ったく、こいつ!こいつめー! 」
一方その頃、2号は名前と分かれてなぜか高尾の元に居た
黒子にそっくりなことに驚いたのか、はたまた面白いのか分からないが恐らく面白いため笑っている高尾は2号と仲良くなっていた
高尾
「ははっ、お前人懐っこいなー!
首輪してるってことは飼い犬だろー?ご主人様はいいのかよっ
まあ俺は待ち時間潰せて助かるけどさー」
2号
「クゥン…」
名前
『あたしがそのご主人様の1人ですよーん』
高尾
「うおおお!って、名字ちゃん!?
久しぶり…程でもないな、合宿ぶりー」
名前
『合宿ぶりー
いやぁ…和成の鷹の目をすり抜けるあたしってすごいわぁ』
自画自賛する名前に爆笑しながら高尾は2号の頭をわしゃわしゃと撫でた
名前はなぜ高尾が笑っているのかが分からないのか、珍しくポカーンとした顔をしていた
高尾
「ここでさ、俺のチームメイトと待ち合わせしてんだ
そいつさー、頭はいいんだけどちょーっとこだわり多すぎの変人なんだよねー 」
2号
「わん!」
高尾
「何?真ちゃんに興味あんの!?」
名前
『ほら2号緑間だよ…って言っても分からないよね
緑の髪のとっても大きいお兄さんだよ』
2号
「クゥン…?」
名前
『大丈夫大丈夫、今度会えるよー』
そんなこんなしていると名前達の頭上からおい高尾。と声がした
その瞬間に2号は駆け出して、そこに居れば良いものを名前はつられて走り出してしまった