第12章 花火大会だよ!
【注:ドラマCDネタ】
河原の前でテツヤと火神と並んで座っている
テツヤを挟んで横にいる火神は何だかそわそわしていて、トイレ行ってこい!と言いたくなる衝動に駆られている
火神
「んぁー。なぁ黒子、そろそろか?」
黒子
「いえ、まだです…はぁ、火神くん
同じ質問をしてからまだ2分も経ってないですよ」
名前
『…出掛けるのを楽しみにしてる子供かっつの』
火神
「いいだろ気になるんだから!…どんどん人が集まってくるな」
黒子
「この地域では1番大きな花火大会ですしね
毎年この河原のほとんどが観客で埋まるそうです」
火神
「マジかよ!福田の言う通り…早めに場所取りに来て正解だったな」
2号
「わんわん!」
黒子
「ん?2号?どうしたんですか?」
小金井
「あれ?黒子と火神じゃん!」
…あれ、あたしもいるんだけど忘れられてるのかなー?
ハハハハ。と乾いた声で笑いながら近づいてくる先輩に振り替えることができないままあたしはとりあえずそのまま前を向いている
土田
「え、どこ?」
伊月
「ほら、あそこだよ」
火神
「小金井先輩」
黒子
「伊月先輩と土田先輩…水戸部先輩も一緒ですね」
小金井
「お~黒子火神良いところに場所取ったな~。打ち上げ場所の目の前じゃん」
火神
「ウッス。福田の提案で早めに場所取りに来たんすよ」
土田
「ん?その福田は一緒じゃないのか?」
黒子
「今河原くんと降旗くんと屋台エリアの方に遊びに行ってます
交代で場所取りした方が退屈しないって福田くんが」
伊月
「そうか。じゃあどこかですれ違ったかもな
俺達も屋台エリアの方を通って来たんだ」
小金井
「あの人混みじゃあ知ってる顔が居ても気づかないかもな~」
火神
「そんなに混んでるんすか!?」
小金井
「うん。すっごく盛況だったよー?」
…真面目に気づかれてないんだけど!?
何!?あたし先輩に何か悪いことしたのか…それとも影がテツヤ並みに薄くなったのか…
うーん。と顎に手を添えて解決しようと試みたがそれはどうやら無理だった