第3章 #2 CALL & RESPONSE
「そのまんま」
「でしょ?俺たちはずっと待ってたんだから」
ツエルブが無邪気に笑った。
1人で借りていた部屋から服だけを持ち込み、自分の部屋へと入れていく。
家具は借りていたものだから手間が省けてよかった。
「手伝ってくれてありがとう。お礼にさ、料理作らせてよ」
「よっしゃ、名前の料理久しぶりだなぁ。俺好きだから嬉しい」
「頼めるか?」
「任せてください!」
テーブルにそれぞれの好きなものを並べる。
ツエルブはわかりやくキラキラした目を浮かべているし、ナインもいつもよりイキイキとしている。
作りがいがあるな…
夕食後は、交替でお風呂に入り、寝る準備をする。
「明日、名前にも手伝ってもらうから」
「ん?できることは何でも言ってね」
「ありがとう。じゃあ、おやすみ」
「おやすみ!」
「おやすみ」
久しぶりに挨拶を交わし、なんだか胸が熱い。
やっぱり、この2人は落ち着く。
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