第20章 ゆりかご
XANXUSがいなくなってから何ヶ月かの間ミーナはあまり笑わなくなった
『ごちそうさま』
ルッス「あらミーナ、もういいの?おいしくなかった?」
『ううん。おいしかったよ。・・・部屋戻るね』
ルッス「スクちゃん。ミーナ大丈夫かしら?」
スク「飯も少ししか食べねえしな。むやみに部屋に入れねーし」
ベル「どーすんの?これから」
マー「ボスがいない今、頼れるのはスクアーロとミーナだけだよ?」
スク「・・・ミーナの部屋に行ってくる」
トントン
スク「ゔお"ぉい、ミーナ入るぞ?」
部屋に入るとミーナは銃の手入れをしていた
『この銃はねXANXUSがくれたの。両親を失って絶望してたときに・・・。XANXUSはわたしを救ってくれたの』
スク「・・・」
『なのに・・・わたしはXANXUSがこんな状況なのに・・・なにもしてあげられない!くっ・・・ううっ・・・悔しい・・・スク・・・』
スク「・・・。」
スクアーロはミーナの頬っぺたを掴んだ
『いひゃい!いひゃいよ!スク‼』
スク「ゔお"おおおぉおぉおおぉおおおぉぉい‼‼」
『!!!??』
スクアーロは家中に響くようなデカイ声をあげた
スク「XANXUSは戻ってくる‼お前が惚れた男は戻ってこねえような弱い男なのか⁉お前がめそめそしててもしょうがねえだろ‼」
『・・・』
スク「いいか、XANXUSが戻ってくるまでオレがお前のことを代わりに守ってやる。だからお前は前見て待ってろ‼いいなあ‼⁇」
『・・・』
スク「返事ぃ‼‼」
『は!はい‼』
スク「はぁ・・・」
『ぷっ!あはははは‼』
スク「笑ってんじゃねえー‼」
ベル「ミーナの笑い声久しぶりに聞いた」
ルッス「さすがはスクちゃんね」
マー「あの2人の付き合いはそうとう長いからね」