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〜時計仕掛けの夢〜

第12章 番外編・Luxurious tea party



ディー
「ウサギはウサギでも可愛くないからじゃないかな?か弱くもないし、小動物というには大きすぎる。ウサギ鍋にもできなさそうだし、煮ても焼いても美味くない」

ダム
「うまいよ兄弟!兄弟の言い回しがうまい!」

エース
「あっははは!売れないコメディアンみたいだよなぁ、双子君たちって!アリスにも言われてただろ!」

ディー
「む!お姉さんは"売れない"とは言ってないよ!」

ダム
「そうだよ!"売れるコメディアン"とも言われてないけど、"売れないコメディアン"とも言われてないよ!」

ディー
「コメディアンなんて酷いよね兄弟。ボク、舞踏会の時、お姉さんにコメディアンみたいだって言われた時には泣いちゃいそうだったよ。せっかく正装してカッコ良くエスコートしようとしていたのに…」

ダム
「ボクだって泣いちゃいそうだったよ兄弟。酷い扱いだよね」

エース
「あっははは!泣いちゃえば良かったのに。下手なコメディアンよりは笑いを誘うよ、きっと!あっははははッ!!俺なんかもう想像しただけで笑えるぜ!子供の涙って微笑ましいよなぁ…。あっはははは!!」

ディー
「……こいつも酷いよね、兄弟」

ダム
「そうだね、酷い扱いだ…。でも、ウサギ程は酷くはないんじゃない?ウサギに比べればコメディアンの方がまだマシだよ、兄弟」

ペーター
「…っ、さもウサギが酷い生き物だというように言わないでくださいよ。…はぁ、泣きそうになるのはこちらの方です。ねえ、三月ウサギさん?」

エリオット
「俺に同意を求めんなよ!何で俺に聞くんだ!俺はウサギじゃないから関係ないぜ」
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