第12章 番外編・Luxurious tea party

ダム
｢ウサギウサギ｣

エリオット
｢俺はウサギじゃねぇ!!｣

エース
｢あっはははっ！ウサギじゃないと言われても…｣

ディー
｢ウサギ以外に見えないよね｣

ダム
｢だよね｣

ペーター
｢認めなさい｣

エリオット
｢だぁああぁッ！もぅ、俺はウサギじゃねぇよ！お前らの目は節穴かッ!?｣

ペーター
｢いえいえ、あなたの頭が節穴なんですよ。きっと穴だらけなんでしょうね、アハハハ…｣

エリオット
｢ぐ…ブラッド、こいつらひでぇんだぜ!?俺のことウサギだとか言うんだ！ウサギ呼ばわり！ウサギ扱い！酷くねぇ!?酷いよなッ!!｣

ブラッド
｢そうかそうか…｣

ペーター
｢酷いのはあなたの方ですよ。ウサギ呼ばわりだとかウサギ扱いだとか、そのどこがマズいんです？ウサギ権を迫害する気ですか？目の前にウサギがいるというのに。…というか自分もウサギなのに｣

エリオット
｢あ、悪ィ。いや、ウサギに酷いこと言うつもりじゃ…ッでも、俺は、ウサギじゃねぇぞ｣

ペーター
｢あなたはウサギですよ。紛うことなくウサギです。どこからどう見ても、どういう角度でどう見てもウサギです。ウサギな僕が言うんだから間違いありません。僕だって、あなたを同志とは思いたくないですが、あなたもウサギです｣

エース
｢ウサギかぁ…、小動物だよなぁ…。でも愛護する気にはなれないよなぁ…。どうしてだろう。俺、騎士だし、か弱い生き物は守ってあげなきゃいけないんだけどなぁ…｣