• テキストサイズ

〜時計仕掛けの夢〜

第2章 時計屋・ユリウス=モンレー


「私は絶対に行かんからな。旅に出たければ一人で行け」

「つれないこと言うなよ〜。旅は道連れって言うだろ?」

「お前とは決して道連れになどなりたくない!」

いつものやりとりを傍観していたアリスにエースが振り返る

「君も、ユリウスと一緒に旅に出たいよな?」

「え…?」

(……まずい)

爽やか攻撃を仕掛けてきたエースだが、目が笑っていない

それに、ユリウスが「間違っても行きたいとは言うな」という目で訴えてくる

(…どうしよう…怖い…)

冷や汗が止まらない




*時計塔広場*

「〜〜〜♪」

太陽の光を浴びるエースは上機嫌そのもので、鼻歌まで歌っている

対するユリウスは…

(…に、似合わない)

明るい陽の下にいるユリウス…

最高に機嫌が悪い

「…えっと、ごめんなさい」

「謝るくらいならあんなことをいうな」

アリスが出した答え…

『足りないものがあったから、3人で買い出しに行かない?』

アリスが導き出した、最善の結果だった
/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp