第4章 ヤンデレ◇黒子テツヤ◇
◇おまけ◇
「よお黒子。何だよ」
「……とりあえずお邪魔します」
「ああ、いいぜ。上がれよ」
「失礼します」
「こんな時間にどうしたんだよ」
「……もし今日が世界滅亡の日だとします」
「あ?何だよいきなり」
「今日で自分が死ぬと分かっている時、火神君なら何をしますか」
「オレか?そうだな……って、何でそんなわけわかんねー質問に答えなきゃなんねーんだよ」
「いいから答えて下さい」
「……まあとりあえずバスケして飯食って……ダンク決めたと同時に死にてぇかな。こう……ドカ!!!ってよ」
「すみません」
「あ?何謝ってんだよ」
「叶えてあげられません。今の話」
「そりゃ今日死ぬわけじゃねーしな」
「いえ。火神君は今日死にます」
「は?お前どうしたんだよマジで」
「あの世でダンク決めて下さい。……どうぞ。ボールです」
「お、おお。サンキュ」
「……さようなら、火神君」
◇END◇