• テキストサイズ

ハイキュー!! 夏恋

第4章 Innocent Love*孤爪研磨√


「…っ!ケン?」

「桃の髪、気持ちいい…」

孤爪は桃の頭をゆっくり撫でる。

少しでも彼女の気持ちが癒えるように…
そして資格がないなんて思ってもらいたくなくて…

(おれには桃が必要だから…)

そんな思いを込めて…


「くすぐったいけど……気持ちいい、です…」

桃は顎の下を撫でられた猫のように、気持ちよさそうな顔をする。

その言葉と顔に孤爪の手は止まった。

「ケン?」

声にピクッと反応して、また撫で始める。


(…かわいすぎ。)

孤爪の鼓動が大きく音を立てる。
動揺が伝わらないように、平然を保った。


一方桃は穏やかな気持ちでいた。

(……ケンに撫でられると落ち着きます……!)

/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp