• テキストサイズ

【黒バス】透明な君に恋してる

第5章 数センチの距離



 夏の暑さが肌を刺激し、同時に水が恋しくなる。プールの時期に入った今は、学校の体育の授業に組み込まれている。穏やかな水の上、ぷかぷかと漂っていたらさつきちゃんが近寄ってきた。体育は基本合同だから、さつきちゃんとはよく体育で一緒になる。


「ねぇねぇ、有栖ちゃんってさ……気になる人とかいないの?」

「き、気になる人!?」


 バランスを崩して、水中へと沈む。すぐに浮上して、少し飲んでしまった水にむせてしまう。


「ご、ごめん大丈夫!?」

「ごほっごほっ……うん、大丈夫!」

「その様子だと、少しくらい心当たりはあると思っていいのかな?」

/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp