第2章 ジル•クリストフ❤︎lesson1
「あ、予習ということですか?」
「そうなりますね…
口でご説明するよりも
始めてしまった方が早いでしょう…
失礼しますよ…プリンセス」
ジルの妖艶な瞳が近付いてきて
リリアの唇を軽く吸った…
………?!
「あのっ?!」
思わず立ち上がろうとするリリアを
ジルの腕がやんわりと
だけど有無を言わさぬ力で押さえ込む
「lessonでは…教師ならどなたでも
プリンセスに自由に性教育を施して
良いことになっております
現代では殿方に多少は
慣れておいででないと…
それも淑女の嗜みとみなされるのです
現に貴女は…
私のあの程度のキスで
そのように狼狽えてしまっている
およそプリンセスらしからぬ態度です」