• テキストサイズ

君の隣で

第4章 ルビコン計画


「いやー、すいません。私が受け取り先の代表でしね。えーっと、これが信任状です。」

シュタイナーは信任状を渡した。

税関職員は、信任状を確認した。

「書式は整っているようだが、これは本来輸送船の側から提出すべき書類なんだがね。」

シュタイナーは言った。

「あー、あれはうちで頼んだ工作機械でしてね、今日中に納品しませんと、延滞金を払わにゃならんのですよ。」

「そんな理由が…「いやそんなことになったら、うちの会社は倒産しちまう。それに、先方にも申し訳が立たんのですよ。ね、ね、お願いします。時間がないんです。」

ついに税関職員は根負けし、頷いた。
/ 280ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp