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Do not look back behind【進撃の巨人】

第2章 自分の足で




何度も捕まりかけた。

それでも走り続けた。

慣れた角を曲がる。


…そこに合ったのは、絶望。


半壊した孤児院。
瓦礫の間から見える小さな腕。


あぁ…終わった。
瞬間そう思った。

私の居場所も、私を必要としてくる人もみんな消えた。

私は1人。
ずっと独り。今までもこれからも。

涙は出なかった。もう泣きつかれたよ。


…私も、みんなと一緒に居させて?独りは嫌なの…。


ハンナはゆっくりと、家族が居る場所へと歩きだす。


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