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【R18】夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第4章 夏祭り ※





芸妓達の舞を楽しみ、夜も更ければいよいよ花魁と馴染み客は床入りする。

「ハヅキ・・・」

真っ赤な布団に、大輪の華が散る。
白い乳房を吸いながら、エルヴィンは濡れた蕾をまさぐった。


「アアッ・・・」


エルヴィンの愛撫に喘ぎながら、ハヅキは少し離れたところに立て膝で座っている黒髪の男を見た。
裸で絡み合う男女を、目を逸らすことなくじっと見つめている。
いや、違う。
静かな三白眼は、ハヅキを見ていた。

おそらくエルヴィンの付き人なのだろう。
廓には旦那が遊女と“楽しむ”間、連れが控えるための部屋が用意してあるが、彼は一度としてそこで待っていたことは無かった。

いつもこうして、エルヴィンとハヅキがまぐわうのを見つめていた。

そして、エルヴィンもまるで見せつけるように、結合部をそちらに向けることもあった。


「・・・・・・・・・・・・」

自分の旦那はエルヴィン。
この体を抱くことができるのは、金を払ってくれる彼だけだ。

しかし、なぜだろうか・・・


この黒髪で三白眼の男の視線に、体が熱くなる。
見られているというだけで、雫を垂らすほど体が疼く。


「・・・ハヅキ・・・!」


花魁が自分以外の男に興味を持っていることを知ってか知らずか。
エルヴィンは激しかった。

パンパンと肌同士がぶつかり合う。
体の中を引っ掻き回されているようだ。

しかし、ハヅキの頭は冷静のまま、離れたところで自分を見つめている男の視線を楽しむ。

この淫らな姿を見て、男根を硬く太くしているだろうか。
ああ、触れてみたい。
どんな感じ方を見せてくれるのだろう。


「アァ・・・ッ!」


ハヅキは果て、エルヴィンもまた熱を大きく放出した。
そして激しく呼吸を乱す二人とは対照的に、黒髪の男は冷たい視線で見届けていた。



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