第4章 過去
「私ね。」
そして、ゾロに全部を話した。
私ゎ海賊に憧れてなぃ。
でも、ある島に私の本当の両親が住んでいるから旅をしたかった。
小さいときに捨てられたらしくて、そのことを今まで育ててくれた人に教えてもらった。
その育ててくれた人も最近病気で亡くなってしまった。
そのとき、ゾロが現れて海賊になれば、両親のいるある島へ行けるかもしれなぃ。
そぉ思ってこと船の一員になった。
「でも、この船に乗れて本当に嬉しかった。ここゎ楽しくて時間を忘れるぐらい幸せな場所だったから…。」
なんでだろ?
このこと、思い出して初めて涙が出た。
「本当ゎ辛かったんだな。大丈夫、心配すんな。今のことゎ黙っててゃるから。」
そして、ギュッと抱きしめられた。
それでまた涙が出た。
「ヒクッ。ヒクッ。」
ゾロの大きな手で頭を撫でられて、大きな体に包まれて。
私ゎ思いっきり泣いた。