第2章 初めて知る快楽
「ッ!?」
数十秒唇を合わせていただろうか。男が口を離すと、優香はへなりと後ろに手を付いた。
それに乗じて男は肩を押すと、優香の身体は抵抗することなく後ろに倒れる。というのも、その時優香の思考は完全に止まっていたからである。
「ふあっ・・・」
彼氏がいたこともなければ男女の営みなど保健体育の知識としてしか知らなかった。
それにも関わらず突然表れた見ず知らずの男にファーストキスを奪われたのだから、固まるのも無理はない。
だが優香が動かない間にも男は手際良くブラジャーのホックを外し、晒されたピンク色のしこりと真っ白な丘を揉み始める。
その瞬間優香は感じたことのない感覚に襲われた。
「っ!」
男は優香の胸をしばらく揉むと、片方の手をその下へと伸ばしていった。